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データの流れのリファレンス

Kitewell が届きうるすべての送り先、そこが受け取るもの、そしてそれを止める方法です。コンピューターの外に出るものの詳しい版です。

それぞれについて、送られるもの、送り先、止める方法を示します。

  • モデルのステップ、アシスタント、失敗の診断、モデルが読むシートの列。 プロンプトと、それが読む材料を送ります。実行の出力、渡したログと成果物、ページの表示テキストとレイアウト、画面全体のスクリーンショット、シートの行の入力とその実行の結果、失敗した実行のステップと定義、プロジェクトのナレッジです。送り先はエージェントとモデルで選んだモデルのプロバイダー。止めるには、自分で動かすサーバーのモデルを選びます。AI のステップがないワークフローは何も送りません。
  • Kitewell の付属モデル。 同じ材料を送ります。送り先は Dagu Cloud で、これを OpenRouter に渡し、プロンプトの文面は保存しません。残すのはワークスペース、デバイス、モデル、使ったクレジットだけです。Dagu Cloud にサインインしたコンピューターだけが使えます。止めるには、自分で追加したモデルを選びます。
  • はい/いいえ、選択肢、段階で判定するシートの列。 同じ材料と、各列の問いおよび各選択肢の意味を送ります。送り先は判定モデルのプロバイダー(OpenRouter、TypeSafe、または自分で指定したアドレス)。止めるには、公開された値を写す列を代わりに選びます。モデルを必要としません。
  • AI エージェントに依頼するタスク。 プロンプトと、エージェントが作業フォルダーで読んだものを、そのツール自身の規約に従って送ります。送り先は、そのコマンドラインツールがサインインしているサービス。止めるには、別のタスクを使います。
  • アドレスを指定した API のインポート、またはアシスタントへの Web ページの確認の依頼。 その文書やページを取得するだけのリクエストを、認証情報を添えずに送ります。送り先は指定したアドレス。止めるには、アドレスではなく OpenAPI のファイルをアップロードします。
  • Web サイト、コマンド、ファイル、API、Docker、リモートのステップ。 そのステップが送るものを送ります。送り先は、ステップが指定したサイト、サーバー、API、イメージレジストリ、コンピューター。止めるには、そのステップを削除します。
  • メールのステップ。 メール本文と、依頼した検索条件を送ります。送り先は、メールボックス自身のメールサーバーか、Google のメールボックスなら Gmail API。サインインは Google か Microsoft に届きます。止めるには、メールアカウント でメールボックスの接続を解除します。
  • アラート。 何が起きたか、緊急度、プロジェクト、ワークフロー、戻るためのリンクを送ります。送り先は、自分のメールサーバー、Slack や Teams のアドレス、PagerDuty、自前の Webhook。止めるには、そのチャンネルを削除します。
  • Dagu Cloud へのサインイン。 ワークスペースのプラン、Kitewell のバージョン、このコンピューターの ID と名前を 6 時間ごとに送ります。送り先は、Descarty が運営する Dagu Cloud。止めるには、デバイス設定 で サインアウト します。
  • アシスタントの Web 検索。 各検索の語句と、Kitewell の表示言語を送ります。送り先は Dagu Cloud で、これを Serper に渡し、検索語句は保存しません。残すのはワークスペース、デバイス、使ったクレジットだけです。止めるには、デバイス設定 で サインアウト します。アシスタントは代わりにアドレスを尋ねます。
  • プロジェクトの同期。 そのプロジェクトのワークフロー、モデル、サーバー、API 接続、キュー、レジストリ、シークレットの名前と説明、シート、ナレッジのページ、リリースを送ります。メールボックスを扱うワークフローについては、サインインしている誰のデバイスが実行するかも送ります。送り先は Dagu Cloud。止めるには、そのプロジェクトの 同期を停止 します。
  • 同期したプロジェクトの実行。 各実行のワークフロー、ステータス、トリガー、日時、失敗したステップの名前を、このコンピューターの Kitewell のバージョンと OS とともに、2 分ごとに送ります。送り先は Dagu Cloud。パラメーター、ログ、出力、シートの値は送りません。止めるには、同期を停止 します。Dagu Cloud で実行ステータスをオフにすると、コンピューターが稼働していることだけを送ります。
  • Kitewell に接続した ChatGPT や Claude。 接続したアプリが Kitewell のツールに尋ねたものを送ります。ワークフロー、実行とそのログ、成果物、シート、ナレッジ、そして編集権限があれば、このコンピューターにある Excel ファイルの行です。送り先は、Kitewell のリレー(mcp.kitewell.app)を通じてそのアプリへ。止めるには、リモートアクセス をオフにするか、アプリを 失効させる を選びます。
  • アプリや API キーが購読したイベント。 イベントごとに、プロジェクト、ワークフロー、実行、終わり方、日時、失敗したステップの名前、待っているステップの質問、シートの実行の集計、スケジュールを逃した理由を送ります。送り先は、購読側が指定したアドレス。止めるには、その購読を 削除 します。
  • ワークフローの Webhook。 出ていくものはありません。リクエストが届き、ヘッダーと本文のまま、Kitewell のリレー(hooks.kitewell.app)で最大 7 日間、このコンピューターが取りに来るまで待ちます。止めるには、その Webhook を オフにする を選びます。
  • 更新の確認。 あなたや作業について何も含まないリクエストを送ります。送り先は、ワークフローエンジンは GitHub、Kitewell アプリは kitewell.app。エンジンの確認は エンジンの自動更新 をオフにすると止まります。アプリの確認は、自分で行ったときだけです。
  • Windows の Install WebView2。 ダウンロードのリクエストを Microsoft に送ります。通常はインストーラーがランタイムを同梱しているため、ランタイムがないときだけ現れます。

Kitewell がこれ以外に送るものはありません。アプリには利用状況の計測、クラッシュの報告、アナリティクスのいずれもありません。Descarty が実行で扱う業務データを受け取るのは、Kitewell の付属モデルやアシスタントの Web 検索を通じて送ったリクエストに含まれる場合だけです。

コンピューターから出ないもの

Section titled “コンピューターから出ないもの”
何が どこにあるか
シークレットの値 各プロジェクトのエンジンに暗号化して保存され、ログではマスクされ、読み戻し、エクスポート、バックアップ、同期のいずれもされません。同期したプロジェクトが運ぶのは名前と説明だけで、値は各コンピューターが持ちます。シークレットを参照してください
サインイン メールボックスの接続、保存した Web サイトのサインイン、SSH の鍵とホストの信頼、イメージレジストリのパスワード。いずれも暗号化されるか、あなたのユーザーだけが読めるファイルに置かれ、バックアップには含まれません
実行のログと成果物 データフォルダーに、プロジェクトごとに既定で 30 日間。実行とログを参照してください。同期したプロジェクトが報告するのは各実行のステータスと失敗したステップの名前だけで、パラメーター、ログ、成果物、シートの値は報告しません
アシスタントの会話と失敗の診断 データフォルダーに。会話はこのコンピューターに 1 つで、バックアップには含まれません。診断はプロジェクトごとです
Excel のブック ファイルがあるコンピューター上でそのまま読み書きされます。リンクしたシートが運ぶのはファイル名とどのコンピューターにあるかだけで、セルは含まれません。パス、どの行に結果を戻すか、元に戻すために保持しているコピーは、そのコンピューターに残ります。Excel を自動化を参照してください
ワークフローの定義とナレッジ エクスポート、共有、同期をするまで、データフォルダーに

これらについて 2 つ知っておいてください。ダウンロードしたスナップショットには、実行の出力と、元に戻すための Excel のコピーが入っています。ダウンロードしたスナップショットは、機密のファイルとして扱ってください。

また、モデルや接続したアプリにブックを読ませれば、セルはコンピューターの外に出ます。これについては「境界を知っておく」で説明します。

すべての AI 機能は、エージェントとモデルで追加したモデルか、Kitewell の付属モデルを指定します。

  • プロバイダーは、Anthropic、OpenAI、Google Gemini、OpenRouter、Z.ai、OpenCode Zen、または Ollama や vLLM のように自分で動かす OpenAI 互換サーバーです。判定モデルは OpenRouter か TypeSafe を使います。
  • 自分のサーバーなら、プロンプト、ページのテキスト、スクリーンショットはネットワークの中にとどまります。小さなローカルモデルでは通常ブラウザーやデスクトップを操作できないので、タスクごとに選んでください。
  • OpenRouter 経由では、Kitewell 自身が行う読み取り、つまりアシスタント、失敗の診断、シートの結果列は、受け取った内容を保存も学習もしないプロバイダーにだけ振り分けるよう OpenRouter に求めます。ワークフローの中のモデルのステップはエンジンが送るので、この指定は行われません。
  • Kitewell の付属モデルは、Dagu Cloud にサインインしたコンピューターならキーなしで使え、料金はワークスペースのクレジットから支払われます。Dagu Cloud は、中継するすべてのリクエストを、受け取った内容を保存も学習もしないプロバイダーにだけ振り分けるよう OpenRouter に求めます。デスクトップのステップで使えるのは Kitewell Personal と Team だけです。

Web サイトやデスクトップのステップが入力するパスワードなどの値は %name% と書かれます。モデルに届くのは名前だけです。

  • ワークフローは Kitewell を実行している人の権限で動きます。コマンドのステップは、データフォルダーを含め、あなたが読めるものをすべて読めます。信頼できる定義とコマンドだけを実行してください。
  • デスクトップのステップのスクリーンショットには、画面上のすべてのウィンドウが写ります。見られてはいけないものは閉じるか、ほかの人が作業しないコンピューターを使ってください。
  • メールは信頼できない入力です。メールの本文がコマンドや、コマンドを実行するエージェントに渡ると、その動作を操られる恐れがあります。確認して実行 は、そうしたワークフローに警告します。
  • Webhook のリクエストも信頼できない入力です。Webhook が送り手の署名を確認していなければ、URL を知っている人は誰でもそのワークフローを開始できます。Webhook でワークフローを開始するを参照してください。
  • アシスタントや接続したアプリに Excel のファイルを読ませると、そのセルは外に出ます。ファイルからシートを組むときは列の一覧と最大 10 行、名前を指定して依頼したときはその行そのものです。
  • バックアップとプロジェクトのエクスポートは暗号化されません。シークレットの値とサインインは含まれませんが、定義、シート、ナレッジ、実行の出力、設定は書かれたまま入っています。共有ストレージに移す前に、自分で暗号化してください。
  • Slack のアドレスなど、アラートチャンネルの認証情報は、システムのキーチェーンではなく、あなたのユーザーだけが読めるファイルに保存されます。
  • MCP や REST によるリモートアクセスは、このコンピューターのローカルアドレスにしか届きません。例外は、Kitewell のリレーを通じた ChatGPT と Claude、そして自分で HTTPS を前に置いたクライアントです。MCP と API アクセスを参照してください。
  • macOS: ~/Library/Application Support/Kitewell/
  • Windows: %LOCALAPPDATA%\Kitewell\

各部分に何が入っているかはバックアップと復旧に、すべてを削除する方法はアンインストールにあります。

モデルのステップが届くのは、api.anthropic.com、api.openai.com、generativelanguage.googleapis.com、openrouter.ai、api.z.ai、opencode.ai、または自分で指定したベースアドレスです。判定モデルは openrouter.ai/api/alpha か api.typesafe.ai/v1 に、HTTPS だけで届きます。モデルのフォームでプロバイダーを選ぶと、OpenRouter か OpenCode Zen から、そのプロバイダーが公開しているモデルの一覧も取得します。このリクエストにはキーも、あなたに関する情報も含まれません。

シートの読み取りが送るのは、1 行あたり最大 48 KiB です。その行のラベルと入力、各ステップの結果、実行が公開した出力、実行が作ったテキストファイル最大 5 件、最後のステップと失敗したステップのログの末尾です。

リクエストは console.dagu.sh に、HTTPS で、User-Agent: Kitewell/<version> を添えて届きます。256 KiB を超える同期ドキュメントは、Dagu Cloud が返す署名付きアドレスを通じて、そのストレージにアップロードされます。このコンピューターのクラウド資格情報は、データフォルダー直下に設定と並んで置かれたファイルで、バックアップには入りません。

Web 検索は console.dagu.sh に届き、そこから Serper(google.serper.dev)に送られ、タイトル、アドレス、抜粋が返ります。

Kitewell の付属モデルへのリクエストは、コンピューター自身の資格情報ではなく、有効期間 1 週間で毎日更新される実行トークンを添えて console.dagu.sh に届き、Dagu Cloud がそれを openrouter.ai に送ります。

同期したプロジェクトの実行ステータスは、2 分ごとに、また進行中の実行が変わったときはそれより早く console.dagu.sh に届きます。届かなかった報告は、もう一度送られます。

リレーは Cloudflare の Worker で、デバイスごとに 1 つのオブジェクトを持ちます。接続はコンピューター側から WebSocket で張るので、ネットワーク上で受信を待ち受けるものはありません。

リレーが保存するのは、このコンピューターの名前、Kitewell のバージョン、最後に確認した時刻、ツール一覧の呼び出しへの直近の応答で、デバイスから最後に連絡があってから 30 日後にすべて削除されます。MCP のリクエストと応答は、保存されずに通過します。

例外は Webhook の本文とヘッダーで、デバイスが取りに来るまで保存されます。保持は最大 7 日、待機は最大 1,000 件、本文は 512 KiB、ヘッダーは 16 KiB、1 つの URL につき毎分 60 リクエストまでです。

Webhook のトークンはハッシュだけが保存されます。リレー自身はログを書きません。Webhook は Kitewell Personal と Team の機能です。

イベントの配信はリレーを通りません。このコンピューターから購読側のアドレスへ直接行われます。HTTPS のみ、公開アドレスのみ、プロキシなし、リダイレクトなし、最大 256 KiB で、Standard Webhooks の形式で署名され、最大 24 時間まで再試行されます。

エンジンの確認は api.github.com から dagucloud/dagu の最新リリースを読み、ダウンロードはそのリポジトリの GitHub のリリースファイルから行われます。

Kitewell アプリはビルド時に指定された HTTPS のアドレスからマニフェストを読み、インストーラーを実行する前に SHA-256 を検証します。Windows の Install WebView2 は、Microsoft 自身のブートストラッパーを go.microsoft.com から取得し、Microsoft の署名を確認してから実行します。

シークレットは、このデバイスに鍵を置いたエンジンの AES-256-GCM レジストリを使います。メールボックスのパスワードとリフレッシュトークンは、デバイスごとの鍵 mail.key のもとで AES-256-GCM により封じられ、この鍵はどのバックアップにも入りません。データフォルダーとバックアップフォルダーは、あなたのユーザーアカウントだけが読めます。